人には、常に自分のことを考える習性があるとは?

昔から、不思議に思うことがありました。
何が不思議なのかというと、たとえば、以下の会話。

Aさん「昨日、恵比寿で歩いていたら、面白い人がいてね。思わず、笑ってしまったんだよ。」
Bさん「そういえば、私も、新宿で面白い人を見たんだよね!」

話の流れからいうと、Bさんは、Aさんが見た面白い人が、どういう人なのかを聞くのが自然だと思いますが、Bさんは、自分の体験談を語りはじめています。
私は、昔から、これが不思議だったのです。
なぜ、Bさんは、Aさんの話を膨らませず、唐突に、自分の話をするのだろうと。
しかし、この疑問は解けました。
なぜ、Bさんは、Aさんの話に乗らず、唐突に、自分の話をするのか?
人は、他人の話を聞いていても、常に、自分に置き換えて聞いているためです。
つまり、先ほどの例でいうと、Bさんは、Aさんの「面白い人」というキーワードに反応して、自分が過去に体験した面白い人の話を思い出しているのです。
このように、人は、常に、自分のことを考えています
この心理は、異性に話をさせるのに、非常に有効です。
その具体的なメソッドは別のページで紹介しています。

ちなみに、後から知ったのですが、このテクニックは、心理カウンセラーが利用しているとのことです。「相手から母親の話を聞きたければ、まずは、自分が母親の話をしよう」というのが通説だそうですよ。

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